写真の勉強をするようになって、道を歩いていても道ばたの植物や木々をよく観察するようになった気がする。フレームの切り方、背景をどうするかなど考えながら見ていると面白い。
今日は娘が学校の動物当番とやらで送り迎えをかねてぶらぶら散歩。
そろそろ関東近辺の紅葉も進んできたようだ。
面白いもので、同じような大きさの銀杏の木が並んでいても紅葉の進み方がまるで違っていたりする。綺麗に黄色になっている隣の木はまだ緑いっぱいだったりする。人間の目から見るとまったく同じようにしか見えない木でも、それぞれ個性という物があるのだろうか。
人間と木をいっしょくたに比較するのは乱暴かもしれないが、いわんや人間の個性という物は人間には計り知れないぐらい異なっているのかもしれない。
また、とある場所に行くと、これはもう綺麗にすべての木が黄色一色に変わっていたりする。よく見るとまんべんなく日が降り注ぎ、木々の間にも十分な空間があるようだ。きっとこの環境がどんな木にとっても気持ちのよいものなのだろう。
個性をこえて誰もがきもちよく過ごせる環境。人間の社会、生活空間とは本来そういうものを目指すべきなのだろうか。そんなことをふと考えた。