梅やら福寿草が奇麗なんて、Webの情報を見てしまったものでもうたまらない。あげくのはてに倉持さんが先週実習で撮ってきたという写真まで某所にあげてくれたものだから、もうがまんできない。
ということで、朝から機材をかついで出かけてしまった、新宿御苑まで。
念のため娘に聞いてみると、どういうわけかついてきた、ふだん起きないくせに・・・不思議なものなり。娘にも、昔のコンデジをもたせて写真を撮らせることにする。
御苑についたのは開演直後の9時すぎ。本当に人の気配がない。冬の冷たい空気も心地よく、写真を撮りだす前に、「母と子の森」という、「じゃあ父と娘は入れんのかー?」と軽くつっこみを入れたくなる名前の場所を散策する。ここはしばらく工事をしていたようで、公開したのは割と最近のようだ。ドコモのビルがよく見えて、ちょっとした撮影スポットになりそうだな、などと思った。
静かで本当に気持ちがよい。写真を撮りにきたことを忘れてしまう。
ぶらぶらしているうちに日本庭園に。水鳥がいるかと期待したのだが、鴨が数羽いた程度。娘の目には、オシドリが見えていたようだが、しげみに隠れてしまっており撮影するのは諦めた。
しばらくレストハウス方向に向かって写真を撮りながら進む。次第に人も増えてきたが、カメラを持ったご同好の方ばかり。しかし、不思議と声をかけあったりすることはないのだよなあ。
やがて、レストハウスにつく。「いるかな?」と思ったらやっぱり同じデッキのところにいた。ここが定位置なのだろうな。例の黒猫君である(詳細はこちら)。
ところが、写真を撮っているうちにとことこ移動しはじめ、その先を見るとそっくりな黒猫がもう一匹。こ、これは新発見。親子か兄弟かよくわからないが、実は2匹いたとはっ。
写真を撮りながらぶらぶらと温室方面に移動。梅の木が集まっている場所が見えてきた。既に多数の同好の氏がカメラをかまえている状態である。ここで、レンズを望遠からマクロに交換して撮る。
その足で温室へ。不思議なもので来るたびに違う発見がいろいろあるし、被写体として面白いものが多いので、ついいろいろ撮ってしまう。
温室撮影が終わって、軽く芝生で一休み。来る途中で仕入れておいたおにぎりとサンドイッチで軽く昼食をとる。
ふと地面から若葉のようなものが生えていることに気がつく。これはいったい何だろうと首をひねりながらシャッターを切る。木のまわりにはえていたということは、木の実から芽が出たのだろうか?力強いものである。
あとは、新宿門に向ってカンザクラや梅に福寿草などを撮りながら行く。天気もよいので、だんだん訪れる人も増えてきているようだ。
さすがにまだ冬のさなかということで庭園の花は少なめだったが、これから梅の開花もさらに進んで来週の三連休あたりは結構見ごろになるのではなかろうか。
朝から入ってちょうど約4時間の滞在だったが、なかなか気持ちのよいものである。またぶらっとやってみるかな。